Notion AI×Makeで議事録とタスク管理を自動化する設定手順
会議後の議事録作成や、発生したタスクの転記作業に時間を奪われていませんか?
「文字起こしテキストはあるけれど、整理する暇がない」「タスクのつけ忘れが発生する」といった悩みは、iPaaSツールのMakeとNotion AIを連携させることで解決できます。
本記事では、会議の文字起こしデータから議事録作成、タスク抽出・管理までを全自動化する具体的な設定手順を分かりやすく解説します。
Notion AIとMakeで実現する自動化フローの概要
今回構築するのは、音声をテキスト化したデータ(またはWebフックやフォーム経由の入力)を起点とし、Makeを経由してNotion AIで要約・タスク抽出し、Notionのデータベースに自動格納する仕組みです。
手作業と自動化後の違いは以下の通りです。
| 項目 | 従来の手動運用 | Notion AI × Make 連携 |
|---|---|---|
| 議事録作成 | 会議後にメモを読み返し要約(15〜30分) | テキスト投入から数秒でAIが自動生成 |
| タスク抽出 | 議事録から手動で抽出しタスク管理ツールへ入力 | AIがアクションプランを自動判別しDB登録 |
| ヒューマンエラー | 記入漏れやタスクの割り振りミスが発生しやすい | フォーマットに沿って確実にフォーマット化 |
※各サービスの料金プランやAPIの仕様は変更される可能性があるため、導入時には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
事前準備:必要なアカウントとAPI連携
ワークフローを構築する前に、以下の準備を行ってください。
- Notion:Notion AI機能が利用可能なワークスペースを用意
- Make:アカウントの作成(無料プランでも検証可能ですが、執筆時点でのモジュール利用制限にご注意ください)
- Notion APIキーの発行:Notionの「インテグレーション」画面から内部インテグレーションを作成し、APIキーを取得して該当のデータベースにアクセス権を与えておきます。
実践!Notion AI×Makeの具体的な設定ステップ
ここからは、実際に自動化シナリオを構築するステップを解説します。
Step 1:Notionデータベースの作成
まず、Notion上に以下の2つのデータベースを作成します。
- 議事録DB:プロパティ(タイトル、日付、文字起こし原文、AI要約)
- タスク管理DB:プロパティ(タスク名、担当者、期限、ステータス、議事録DBへのリレーション)
Step 2:Makeでシナリオを新規作成
Makeにログインし、新しいシナリオ(Scenario)を作成します。
- トリガー設定(例: Webhook または Google Drive) 文字起こしテキストファイルがアップロードされたことを検知するトリガーを設定します。
- Notionモジュールの配置 「Create a Database Item」モジュールを選択し、事前準備で連携したNotionアカウントを接続します。まずは「議事録DB」へ原文テキストを保存します。
Step 3:Notion AIを活用したプロンプト実行
Notion API経由(またはMakeのHTTPモジュールを利用したNotion AIエンドポイント呼び出し)で、以下のプロンプトを送信するよう構成します。
プロンプト例: 以下のテキストから「決定事項」と「アクションアイテム(担当者・期限含む)」を抽出してください。 フォーマット: 決定事項:〇〇 タスク:[担当者] [内容] [期限]
Step 4:抽出されたタスクを「タスク管理DB」へ登録
Notion AIから返却されたレスポンスから、Makeの「Text Parser」モジュール等を用いてタスク情報を分解します。その後、Notionの「タスク管理DB」に新規レコードとして追加する設定を行います。
運用時の注意点とトラブルシューティング
- AIの出力精度の確認:AIのプロンプト(指示文)は最初から完璧に動かないことがあります。最初はテストデータをいくつか流し、期待通りのフォーマットで出力されるか微調整を行ってください。
- API利用制限とコスト:Makeの実行回数(Operations)やNotion APIのリクエスト制限(執筆時点)には上限があります。大量の会議データを一度に処理する場合は、上位プランの検討が必要です。公式サイトで確認の上運用してください。
まとめ
Notion AIとMakeを連携させることで、これまで手作業で行っていた「文字起こしの確認」「要約作成」「タスクの転記」という一連の業務を完全に自動化できます。
設定には少しコツが必要ですが、一度仕組みを作ってしまえば、日々の会議後の作業時間を大幅に削減できます。ぜひ本記事の手順を参考に、社内の業務効率化に役立ててみてください。